ぎっくり腰

 不意の動作、特にひねり動作で急に起こることが多い激しい腰痛です。私もトイレでお尻を拭く動作で発症しました。重たいものを持ってもなりますが、持ってなくても簡単なひねり動作でもぎっくり腰になる方が多いです。これまでの経験上、朝起きた時に発症する方が多いです。中腰で電気が走ったり、不安な感じがしたらぎっくり腰の前兆である可能性があるのですぐに施術をお勧めします。
原因は様々考えられますが私はこれまでの経験で①手と足の使い過ぎ、②不良姿勢(猫背)、③精神的なストレスであると考えております。ぎっくり腰を発症したときは体全体が固い状態で痛みの逃げ場がない状態と考えられます。
ぎっくり腰の施術内容は普通の腰痛施術と同じになりますが、激しい手技はかえって症状が悪化することがありますので、問診、触診した上で慎重に判断させて頂きます。
まずは手足を緩めます。患部を急性期でアプローチするとかえって症状が悪化する場合がありますので患部はソフトな刺激でアプローチします。次に背中を緩めます。腰痛がある方は背中の筋肉がとても固くなっていることが多いです。この背中の筋肉を緩めないと腰の痛みは中々改善しません。また、意外と知られてない箇所が肋骨の間の筋である肋間筋です。この筋は呼吸をするときに収縮する筋で日々使われてます。特にスポーツ選手は激しく使う箇所になるのでケアが大切な場所になります。お腹の筋肉もあわせてストレッチすると効果的です。腸脛靭帯のストレッチや股関節運動療法、背中-腰-大腿裏の筋膜リリース、骨盤矯正も有効です。
腰の狭い範囲の原因は上記ですが全体的にみると不良姿勢(猫背)があります。猫背であると腰に負担がかかり痛みに繋がりますので猫背を改善すると比較的早く症状が改善することが多いです。セルフ療法と通院をあわせて行うことで根本改善します。
腰痛があるかたは早めの施術がぎっくり腰防止に繋がりますので早めの来院をお勧めします。
施術方法
 背中-腰-大腿部(裏)筋膜リリース、腸脛靭帯ストレッチ、股関節運動療法
 猫背調整法、無血刺絡法(脳-脊髄-腰パート)、PNF調整法、足施術
 セルフ療法、ツボ療法